My blog

How to connect the world? How to express myself?

短歌

手も足も 血を巡らせて 生きるため 体をポンプに 走り続ける

短歌

君のいぬ 部屋をゆっくり 見回して やりたかったことは 思いも出せず

短歌

幸せな すがたを みせるのも 慣れぬながらも 試みる我

短歌

君からの 赦しを受ける 夢を見て 初めて君の 幸せ願う

短歌

生温く 弛んだ思考に 気づきつつ パソコンゲームに ただ向かう日は

短歌

旅先で 日記を一人 書き出して 日々に埋もれた 自分に触れる

短歌

滑らかに 雪山照らす 午後の日が 旅人たちを 家路に向かわす #短歌

短歌

疲れては 適当なことを はびこらせ 嫌悪に陥り また立ち上がる #短歌

短歌

見上げれば 花に精気を 送り込む 桜の枝が 赤く光って #短歌

短歌

ガラス越し 濁った空を ぼんやりと むず痒く見る 春の幕開け #短歌

短歌

金色に 光る松の葉 ぼんやりと 眺める私も 輝かされて #短歌

短歌

悪いこと あえてしてみて 甘やかし 自分に見合った 日々を夢見る #短歌

短歌

君がまた 翼に乗って 帰るとき さみしさ散らして 私は走る #短歌

短歌

初めての 痛みを以て 筋を知り 埋もれていたねと 友と笑う #短歌

短歌

歌読まぬ 日々をいつか 空っぽと 気づくと知りつつ 日々にかまける #短歌

短歌

スープには 昨日の私の ため息が やさしくなって少し溶けてる #短歌

短歌

起きぬけに パンチ屑に似た 木漏れ日を 浴びて私は メガネを拾う #短歌

短歌

喜びも 怒り悲しみ 何もかも 爆発させて 涙と跳ねる #短歌

短歌

干からびた 目の玉どっちも くりぬいて 水に浸して 私は寝たい #短歌

短歌

眠くても 甘える胸が いないから 小さな鍋で 鶏肉を煮る #短歌

俳句

闇の中 赤く歌うは カンナバナ #俳句

短歌

憎しんで 別れた人が 夢の中 笑ってくれて 手放すこころ #短歌

どうして若者の不安は上の世代に伝わらないのか?

平行線の世代間ギャップー伝わらない若者の不安 いま、日本で暮らしているあらゆる世代が世代間ギャップの話題が大好きである。世代が上の人間は、今の若者の精神の脆弱さを嘆き、若者は上の世代との経済格差を嘆いている。上の世代から若者の精神面への批判…

短歌

夏草の 茂る川辺を 駆けながら 死を載せた船 近くに感じる #短歌

短歌

いつからか 私は部屋も 片付けず 君と背合わせ 雨の音聞く #短歌

短歌

紫陽花の 枯れたようにも 見える枝 新芽湧き出る 命の春よ #短歌

短歌

暖かい 布団の中で 起きてあなたの 寝顔に気づく 柔らかな朝 #短歌

短歌

ほぐれては 音の谷間に たゆたって 私の心 動き出していく #短歌

短歌

空っぽの 仕事詰まった 脳みそで 歌をひねれど 何も浮かばぬ #短歌

短歌

年の瀬を 家族と過ごす 平凡な 私を見てる 亡き母の目 #短歌