短歌俳句
繋いでる君の手の中、生臭い 血と肉、骨で繋がれている #短歌
朗らかな笑った声を思いだす 日差しの中で溢れる涙 #短歌
しばらくは私を見てて欲しくって 貰った花を部屋に飾る #短歌
苦しげなあなたをそっと抱きしめる あなたを通じて私を知るため #短歌
旅先でキーホルダー買うような父親に彼女ができてクッキー貰う/『クッキー』sundy1987 #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=939c&id=2
不義理しか思い出せぬがせめてもの あなたの笑顔思い出す通夜 #短歌
一口が底に残ったマグカップ 眠気引きずり夕方の街へ #短歌
ふわふわがふわふわこぐまだっこしてねかしつける夢みてる日曜#短歌
駅目前緊急停止の車窓から 初めて気づくススキの群れよ #短歌
コンビニの 冷えたご飯を かきこめば ふと熱戻る ビルに見守られ #短歌
やりたいと職場で声を上げた時 初めて心に風が通った #短歌
押し込めた思いとっぷりガスとなり ベルトの裏で私を見上げる #短歌
性を持つ 生き物ゆえか 目が合いし 君をゆっくり 心の触手で #短歌
思い出し火照る身体のスイッチを そっとオフにするエレベータの内 #短歌
いつかまた流れの砂金掬うよに ときめき気づく私になりたい #短歌
流れ出ぬ思いは澱となりにしか 曇って見えぬ私のココロ #短歌
悲しさを分ける人がいないから 歌に変えては空へ放るの #短歌
寂しくて空を見上げて見たけれど ここは東京星なんてない #短歌
重そうなカバン抱えた旅行者の アリガトウで寂しさ埋めて #短歌
連絡も無いから待つはハチ公前 独りごちつつ冷えゆく身体 #短歌
こみ上げる疲れと眠さ懐かしい もう一度わたし働いている #短歌
私には何がつかめるかハンバーガー 腹に詰め込み1人考える #短歌
風そよぎ ケイトウの群れ 笑うよに 私は1人 寂しさに気づく #短歌
客絶えぬ個人の部屋を抜ける風 #俳句 客絶えぬ故人の部屋を抜ける風 #俳句 子規庵にて
そうだった 私はずっと 石すらも 自分の手では 拾えたことない #短歌
やりすごす だけの気持ちで ツルツルと 落ち着かない日々 社会復帰前 #短歌
苦しみを さけ、悲しみを よけてきた そんな私に 歌は来ない #短歌
掴んでた 砂すら逃げる 小さな手 いつか誰かと 繋がれるかな #短歌
ふと軽く なった片手を 見てみれば 袋が裂けて 荷物逃げてて #短歌
玉川に誰かを弔うヒガンバナ 過ぎ行く人と足止める人 #短歌 玉川に死人を弔うヒガンバナ 過ぎ行く人と足止める人 #短歌