ブログ:気持ちを伝えるということ
気持ちを伝えるとはなんと不思議なことなのだろう。昨日、私はありがとうという言葉を人に伝えることができた。相手がこぼした言葉が私の突破口になったので、とても感謝していたのだ。
伝えるかどうか、どうやって伝えられるかについてとても迷っていた。相手にとってはなんてことない言葉であっただろう。お礼を伝えることで自意識過剰だと思われないだろうか?相手を重い気持ちにさせないだろうか?迷ってるうちに相手と話ができて、とても感謝してる!と伝えてしまった。
とても嬉しかったし、相手も嬉しそうだったのが不思議だ。そして、前より少し仲良くなれた気もする。
ずっと私は相手に感謝をしていた。感謝の想いはあったはずなのに、伝えた瞬間からどんどん膨らんでいった。言葉にする前と後では自分の中で感謝の想いが大きく深くなった気がする。比べると、伝える前は相手への感謝の気持ちを100パーセントわかってなかった…という気すらしてくる。なんて恥ずかしいことをしていたのだろう。
気持ちというのは不思議だ。アイディアやアドバイスのように、相手に直接の利益をもたらすものではない。それでも、なんだか相手も嬉しそうであった。
本当に気持ちが通い合うときは、そこに意味とか、どっちが発信者なんていう関係性が意味なくなるくらい、人にとって絶対的な喜びをもたらすものなのかもしれない。
私も嬉しかったし、相手も嬉しかった。この不思議な経験を忘れないようにしたい。