読書:恋愛大好きですが、何か？（中園ミホ）

恋愛大好きですが、何か? (光文社文庫)

 ずっと少しずつ読んでいた本。さんまのまんまに中園ミホさんが出ていらして、元占い師の恋愛ドラマ脚本家と聞いて興味を持ったのだ。占いと恋愛が大好きな私にぴったりである。

 エッセイ集であるが、包み隠すことのないエピソードに笑ってしまいながら読んでしまう。読んでいるだけで、中園さんと一緒にお酒を飲んでるような気分になれる。

 恋愛しない友達の話を聞くことがある。すごく若い頃は、格好や言動を直した方が良いのではと思う人も多かった。ただ、最近は本人が恋愛を避けているのでは？と思えるような人が多い。忙しい〜とか出会いがない〜とか色々言うけど、コントロール不能で傷つく可能性のある人間関係を恐れているからこその恋愛ブランクなのではないかなぁと思う。

 でも、そういう人はじっくり１つの職場で信頼を得たり、あと結婚しても多分上手く行くタイプなのだ。

 最近、行き当たりばったりでは上手く行かないことが増えてきて、私はそういう人を見習った方が良いのかもしれない…と反省ムードだった。反省は良いがそろそろ動かないと石になってしまう。

 本著の最後に中園さんの対談が掲載されている。最後の言葉は「予想がつかないことって、素敵ですよね。」である。これを読んで、そうそう！と思った。反省は反省として、また私らしくジタバタ頑張ろうと元気になれた本だった。